海の豆知識Vol.22  

イラスト:雪景色の中、自分で作った雪だるまを見て満足そうなタラです

魚のことわざ-その21-

---タラ---
 海とその生物にまつわる諺や格言についてお話しましょう。
 今回のテーマは鱈(タラ=タラ目=タラ科)です。魚偏に雪と書くのは初雪の後に獲れだすからです。わが国において漁獲される主なタラ類は、マダラ、スケトウダラ、コマイの3種類です。いずれも鮮魚や切身、塩干品として利用されます。マダラの旬は冬で、特に厳冬期が美味です。白身で特有の光沢があり淡泊な味は、塩焼き、鍋物などの和食だけでなく、バター焼き、ムニエル、フライなどの洋風料理にも合います。スケトウダラの身は、ほとんどすり身の原料となり、かまぼこ、竹輪、魚肉ハムなどのさまざまな練り製品に利用されています。卵巣は塩蔵して「たらこ」になり、さらに唐辛子で調味して「明太子」として食されます。

鱈汁と雪道は後がよい
 鱈汁は煮込むほど肉が締まり骨離れもよく出汁もよくなる。雪道は人が大勢通った後が歩きやすく、自分から進んで雪を掻きながら歩くことはない。「鱈汁」を「とろろ」「鯨汁」に置き換えていうこともある。

鱈腹
 タラの胃袋は大きくて、手(口)当たり次第何でも食べることから、その食性になぞらえて“腹一杯に”の意味。

鱈は馬の鼻息でも煮える
 鱈の身は柔らかく、水分が多いので煮えやすいことをいった言葉<青森県上北郡・宮城県史>。「鱈は馬の鼻息で煮る」とも言う。“鼻息”は一つの形容で極く弱い火のこと。
イラスト:馬の鼻息に熱がるタラ

二階堂清風編著「釣りと魚のことわざ辞典」東京堂出版より転載。

実験魚を育てる(3)

 正確で再現性の高い実験を行うためには、健全な実験材料を用いることが重要です。健全な実験魚を確保するためには、できるだけ好適な環境で親魚を養成する必要があります。海生研では、親魚のストレスを軽減するためのさまざまな工夫を行っています。壁の色や採光方法を十分考慮した水槽で、適性な収容密度のもと、食性や卵質向上を考えた餌を与えて親魚を飼育しています。その結果、産出される卵の正常発生率、孵化率、その後の生残率を高く保つことができ、健全な実験魚を安定生産することができます。

グラフ:産卵数と正常発生率の比較

正常発生率の高い受精卵が得られている柏崎天然マダイ3歳魚の産卵例
(5トン水槽に当歳魚から飼育した雌5,雄1尾を収容)
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