海の豆知識Vol.9  

イラスト:ハゼが、銀杏の木にもたれて読書をしています

魚のことわざ-その8-

---ハゼ---
 海とその生物にまつわる諺や格言についてお話しましょう。
今回のテーマはハゼ(鯊)類です。
 ハゼ類は全世界の主として熱帯・温帯の海域や淡水域、汽水域に約2千種余りが生息しており、日本では約3百種が分布しています。普通ハゼといえばマハゼ(真鯊)、江戸の昔から釣りや食の対象として人気があります。

鯊釣りは彼岸から
 ハゼは秋の魚。それも彼岸の頃から型が揃い、釣りの味も食べる味もおあつらえ向けになる。だが、それを待ち切れずに七月頃から赤ん坊のデキハゼ(出来鯊=その年に生まれた子鯊)を釣る人もあるが、「季に非ざる魚は釣らず」を徹底したいもの。

鯊ならば釣ってきなよと女房いい
 ハゼの人気の最大の理由は釣りやすいこと。汽水・沿岸と何処ででも釣れること。そして食べては癖がなく、誰の口にも合い、天麩羅・洗い・甘露煮(鯊甘)・佃煮と、レパートリーが広く、人と競うのでなければ、粗末な仕掛けで晩のオカズぐらいは釣れるから女房も喜ぶ。ハゼは庶民の釣り、庶民の魚である。

鯊の鉤で、はたやは釣れぬ
イラスト:ハゼが小舟の上で釣り糸を垂れ、タイをつろうと狙っています 「はたや」は、タイの方言(地方名)。ハゼを釣るような小さなハリでは、タイは釣れない。転じて、僅かな報酬や利益を与えたくらいでは、人は動かない・動かされない、ということ〈徳島地方の諺〉。

鯊は飛んでも一代、鰻はのめっても一代
 「鰻は滑っても一代、鯊は飛んでも一代」ともいう。どのような生活をしようとも、貴賎の別なく一生は一生であることの例え。また、人はどんなにもがいても天分以上のことは出来ないことの例えにもいう。

二階堂清風編著「釣りと魚のことわざ辞典」東京堂出版より転載。

水温と海藻類の成長<3>

 海生研では、海藻類に関する野外や室内における様々な試験研究を行っています。
 海藻類の多くは浅海域の海底や物体に固着して成長するため、地域的な環境変化の影響を受けやすい生物の一つと考えられます。
 図は養殖対象種であるワカメを屋外水槽で栽培した試験の一部です。異なる水温で20日間栽培した結果、ワカメ葉状体は平均水温11~17℃ではほとんど差がなく良好に成長することがわかりました。

図:水温11℃、13℃、15℃。17℃、19℃、21℃での成長の様子
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