海の豆知識Vol.16  

イラスト:ウナギが水辺で、ホタル鑑賞を楽しんでいます

魚のことわざ-その15-

---ウナギ---
 海とその生物にまつわる諺や格言についてお話しましょう。
今回のテーマはウナギ(鰻)です。
 ウナギは、魚類(ウナギ目ウナギ科)ですからDHAを多く含み、また、ビタミンAをはじめとした豊富なビタミンも含まれている健康食材です。
 日本で獲れる「ニホンウナギ」は、フィリピン東方の北赤道海流域で孵化し、黒潮に乗ってやってきます。そして、川や湖沼で小魚・エビ・水生昆虫などを捕食しながら成魚となり、また海へ帰ることがわかっています。

鰻は目の薬
 ウナギは栄養価が高く特にビタミンAが豊富で、夜盲症によく効くという。「鳥目に八目鰻」ともいう。

膝で鰻を折る
 「木に縁りて魚を求む」(孟子)と同義語。あることを行うにあたって手段・方法が適切でないことをあざ笑っていう言葉。フランスの諺に「膝で腸詰を折る」というのがあり、食生活の違いが表れている。

鰻屋のスッポン
イラスト:まな板の上で観念したウナギを、額に汗しながら見ているスッポン 逃げようにもにげられないことの例え。素人には掴みようのないウナギも、プロの手にかかれば“借りてきた猫”。まな板の上に一瞬の間に棒状にする手練の早業。次の見事な包丁さばきで蒲焼きの下地が出来上がる。その見事なまでの出来栄えに、とてもスッポンの鈍足では逃げ切れるものではない。逃れる道がないことを洒落て言ったもの。

胡麻鰻は後から
 ウナギの中でも最も美味とされる「胡麻鰻」は、最後に出るの意から、人でも物でも、よいものは後から出るということ。“真打ちは後から”が一般的。
 ウナギには、お国自慢の呼び名、大きさによる呼び名、体色による呼び名等、地方によりいろいろな呼び名がある。

二階堂清風編著「釣りと魚のことわざ辞典」東京堂出版より転載。

魚の受精卵の温度耐性(2)

 海生研では,魚類の様々な発育段階について生物影響試験を行っています。前回に引き続き,マダイ受精卵の温度耐性について紹介します。今回は,受精から孵化までの間の温度耐性の変化について,さらに詳細に検討した結果です。
 図は,受精後約1時間経過した頃から孵化直前までのマダイ受精卵の温度耐性の変化を示しています。このときの産卵水温は20℃です。横軸は受精後の経過時間,縦軸はごく短時間(15分)高温に接触した時に半数が死亡する温度です。受精直後が高温に弱く,その後徐々に強くなりますが,受精後約14時間経過し卵内で魚の形ができてきた頃に再び高温に弱くなることがわかりました。

グラフ:縦軸に半数致死温度(℃)、横軸に受精後経過時間(時間)。
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