タイトル:2.発電所取放水の影響

○発電所施設内における影響
 冷却水とともに取り込まれた生物は、大型のものは除塵スクリーンに捕捉され、小型のものはそのまま発電所施設内を通過します。施設内では、ポンプ等による機械的ショック、付着生物防止剤などへの暴露、復水器通過による温度上昇などの影響を受けると考えられています。
模式図:発電所の取水口から取り込まれた海水が放水口へ流れる様子が断面図で描かれています

○温排水の拡散による影響
 表層放水の場合、周囲の海水より軽い温排水は表層を薄く広がり、周辺の海水との混合や大気との熱交換などによって自然の海水温に戻ります。水中放水の場合、温排水は表層に浮上する間に周囲の海水を巻き込み、急速に水温が低下します。表層に達してからは表層放水と同様に自然の海水温に戻ります。この温排水に海生生物が触れた場合の影響が懸念されています。
模式図:放水口から排出される海水の広がり具合を、表層放水と水中放水、二つの断面図で描かれています

冷却水量は、発電方式によって異なり、出力100万kWの場合、火力発電所で30~40m3/sec.、原子力発電所で70 m3/sec.程度といわれています。