公益財団法人海洋生物環境研究所 報告会 海洋環境・水産物の放射能の推移-事故後8年を経過して-

開催日時   2019年7月25日(木) 13:30 ~ 17:05(開場 13:00)
開催場所   御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター2階 Hall West
開催の趣旨    公益財団法人海洋生物環境研究所(海生研)は国の委託を受け、1983年から全国の原子力施設沖合に位置する主要漁場等を調査海域として海産生物、海底土及び海水の放射能モニタリングを実施し、漁場の安全の確認等に資するデータを蓄積してきました。また、2011年3月の東京電力株式会社(現 東京電力ホールディングス株式会社)福島第一原子力発電所事故の発生以降は、同原発周辺海域を中心に海底土及び海水の放射能モニタリングを追加実施するとともに、新たに東日本太平洋の水産物を対象とした放射性物質の食品安全検査を兼ねたモニタリングを実施しています。
 これまでの長年のモニタリングデータを解析・評価することで、チェルノブイリ原発や東電福島第一原発事故による我が国の沖合海域における放射能レベル及びその影響範囲や推移を明らかにしてきました。
 本報告会は、外部有識者の方々に、環境放射能全般、および事故以降の海洋放射能に関するご講演いただくとともに、海生研が長期に渡り実施してきた海洋放射能モニタリングの成果を報告することにより、ご参加いただいた皆様に、これまでの推移と今後の見通しについて把握していただくことを目的としております。また、本報告会が、東日本各地の漁獲物に対する風評対策や本格操業再開の一助となることを期待しております。
 
プログラム
 
13:30 ~ 13:35   開会挨拶  (公財)海洋生物環境研究所 理事長 香川 謙二
13:35 ~ 14:40   基調講演「放射能と地球環境」
 九州大学 名誉教授 百島 則幸(一般財団法人九州環境管理協会 理事長)
14:40 ~ 15:15   東電福島第一原発事故以降の海洋生態系における放射性物質の動態
 国立研究開発法人水産研究・教育機構 中央水産研究所 主任研究員 帰山 秀樹
15:15 ~ 15:30   休憩
    海生研による全国の海洋環境における放射性物質の推移
15:30 ~ 16:05    海水・海底土について    海洋環境グループ 主任研究員 及川 真司
16:05 ~ 16:40    海産生物全般について    海洋環境グループ 総括研究員 横田 瑞郎
16:40 ~ 17:00   総合質疑応答
17:00 ~ 17:05   閉会挨拶


申込方法   申込みフォームより、下記期間内にお申し込みください。
申込み者が多数の場合は、抽選とさせていただきます。
なお、当選者には後日ハガキにて参加証をお送りいたしますので、
当日、会場受付までご持参ください。   
申込期間   2019年6月17日(月)~ 7月5日(金)
参加申込フォーム

お問い合わせ   (公財)海洋生物環境研究所 事務局 研究企画調査グループ
TEL. 03-5225-1161/FAX. 03-5225-1160