第1回海のフォトコンテスト佳作


「陸上の船」小西直昭(埼玉県)   茨城県の常陸大津で5年に一度行われる祭りに、無形民俗文化財指定の「御船祭り」があります。両側に海の幸、サンゴ等の宝物が描かれた「神船」に車輪を付けず、ソロバンとよばれる井桁状に組まれた木枠の上を、船端に取り付いた20〜30人の若者たちで左右に揺らしながら皆で曳き、町内を練り歩く勇壮な漁村の祭りです。大漁祈願、海の幸への感謝を行う祭りは日本各地に見られますが、是非とも未来へ残したい「かけがえのない海を未来へ」伝えるための伝統文化の一つでもあります。
    -選評-
祭りの躍動感、力強さが感じられる作品です。海が写っていない写真ながら、海の恵みへの感謝、大漁と安全の祈願といった「かけがえのない海」に対する畏敬の心が伝わってきます。
水産庁によると「水産業・漁村の多面的機能」の一つとして、「伝統文化の創造と継承」が挙げられており、この写真は、それを語っています。