飼育生物こぼれ話(3)ガンガゼ


 

ガンガゼ幼生20日目浮遊状況

 ここで紹介する動画は,ガンガゼのプルテウス幼生(26℃飼育,20日齢)を,1リットルビーカーに収容し,上方から撮影したものです。アカウニ,ムラサキウニやバフンウニの幼生では,4腕期,6腕期を経た後に,8腕期プルテウスまで成長して稚ウニに変態しますが,ガンガゼの場合は,4腕期プルテウスになった後,4腕のうち2腕は退縮していき, 残りの2腕のみが水平方向に細長く伸びて独特な形のプルテウス幼生になります。20日齢のガンガゼ幼生の腕の長さは約3mmに伸長しています。

 画面の上部に4個体のガンガゼ幼生が浮遊しており,腕を羽ばたかせる動きをする個体も確認できます。

 ビーカー底の中央部分に茶色く見えるものは,無節サンゴモのかけらです。無節サンゴモが放出する化学物質が,ウニ類幼生の着底,変態を誘起することが知られていますので入れてみましたが,20日齢のガンガゼ幼生では特に変化は確認できませんでした。

解説写真(1)
 
画面上部の赤丸で示したエリアに4個体の幼生が確認できます。
 
海生研ニュースNo.111にて解説しています。そちらも合わせてご覧ください。
 

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